『パンチ』編集部に『モツ煮狂い』編集長の工藤博海君が入った。熱狂的ファンを持つ『モツ煮狂い』の工藤君が編集に参加するのだから、『パンチ』の部数は1000部やそこら伸びるだろう。
工藤君はこれまで『パンチ』のライターをやってくれていて、何度か一緒に取材に行き、仕事をしやすかったから大丈夫だ。今号では画家・原田泰治さんのページを編集していて、先日も私の隣の席で筑紫哲也さんに原稿をいただいて、肉食編集者らしい雄叫びをあげていた。
工藤君はこれまでに関東のモツ煮を1000食以上食べている。全て写真とデータが揃っているようなので、『パンチ』誌上で無料で公開させたい。私も一度、工藤君とモツ煮を食べに行ったが、まず、門構えと暖簾の写真を撮り、モツ煮の写真を撮り、汁を飲み、モツを食い、「味が変わるんですよ」と言いながら、もう一杯薬味のネギ抜きを頼んで汁まで残さず食べ、それからゆっくり店主とモツ煮について語り合っていた。
それにしても毎日モツ煮を食べているなんて、体に悪そうだが、「極める」とかライフワークというのは、どうしてもそうなるみたいだ。工藤君は健康そうに、「モツは肌にいいですよ」などと言っている。
最近は、毎日早く帰ってツタヤによってから植木等の映画を見ている。昨日は『日本一の色男』(1963年)を見た。植木等36歳の時の作品で、植木が女性にモテまくっている。
植木映画は主人公がみんな違うのに、どれも同じような話なので、数本見るとどれがどれだかわからなくなる。クレージーキャッツのファンでさえ、「クレージー映画はどれも一緒だから全て見る必要はない」と言う人もいる。
確かに、名作と呼べるのは数本だけれど、植木等の名ゼリフは聞き捨てられない。『日本一の色男』では、植木が上司に向かって、「部長、なんか用かね」なんて威張っていて面白い。「や、ご苦労ご苦労」なんてセリフも偉そうでいい。
「さよならって言わないでね、さみしいから」「じゃ、グッナイ!」なんていうのも、男と生まれたからには一度は使ってみたいセリフだ。最近この業務日誌のアクセス数がめっきり減っている。じゃ、グッナイ!(美濃)


