ウォーキング・デッド


info:2016.01.25 ABOUT、STORY、CHARACTERS Update!

INTERVIEW

ロバート・カークマン インタヴュー

INTERVIEW PART 04

―――――――
すこしあなた自身のことを聞かせてください。どういう経緯でコミック作家になったのですか? 昔からコミック作家を目指していたのでしょうか。
カークマン
 そうだね。思い出せる限り昔から、この職業に就きたいと願っていたよ。でも今の場所にたどり着くまでの道のりは、ちょっと変わっているかもしれない。最初は自費出版からはじめたんだ。友だち何人かと一緒に。徐々にイメージ・コミックスのように大きな出版社と仕事をするようになり、そうこうしているうちに『ウォーキング・デッド』を始めることができたっていうわけ。
―――――――
子供の頃はどんなコミックを読んでいたんですか? コミック作家になりたいという気持ちにさせてくれた特定のタイトルはありますか?
カークマン
 だいたい1990年頃からコミックを読み始めた。だから、ひたすらピーター・デイヴィッド(Peter David)の『インクレディブル・ハルク』とか、デイヴィッド・ミシェラン(David Michelinie)/トッド・マクファーレン(Tod MacFarlane)/エリック・J・ラーセン(Eric J. Larsen)の『スパイダーマン』、クリス・クレアモント(Chris Claremont)/ジム・リー(Jim Lee)/ウィルス・ポータシオ(Whilce Portacio)の『X-Men』、ロブ・ライフェルド(Rob Liefeld)の『X-フォース』に夢中だったよ。で、そこからイメージ・コミックスに手を出すようになって、マット・ワグナー(Matt Wagner)の『グレンデル(Grendel)』とか、ボブ・フィンガーマン(Bob Fingerman)の『ミニマム・ウェイジ(Minimum Wage)』みたいな作品につながっていったんだ。
 こういう作品すべてが、コミック作家として自分の作品を作りたいと思わせてくれたんだ。
―――――――
好きなコミック作品のベスト10を教えてください(過去の作品でも現在進行中のものでもかまいません)。
カークマン
 オールタイム・ベストでいいのかな?

1.エリック・ラーセン『サヴェッジ・ドラゴン(Savage Dragon)』
2.ボブ・フィンガーマン『ミニマム・ウェイジ』
3.マット・ワグナー『グレンデル:ウォー・チャイルド(Grendel: War Child)』
4.カート・ブュシーク(Kurt Busiek)&ブレント・アンダーソン(Brent Anderson)『アストロシティ(Astro City)』
5.フランク・ミラー(Frank Miller)『シン・シティ(Sin City)』
6.マイク・ミニョーラ(Mike Mignola)『ヘルボーイ(Hellboy)』
7.ガース・エニス(Garth Ennis)&スティーヴ・ディロン(Steve Dillon)『プリーチャー(Preacher)』
8.ウォーレン・エリス(Warren Ellis)&ジョン・キャサデイ(John Cassaday)『プラネタリー(Planetary)』
9.マーク・ミラー(Mark Miller)&J・G・ジョーンズ(J.G.Jones)『ウォンテッド(Wanted)』
10.ジェフ・スミス(Jeff Smith)『ボーン(Bone)』

 こんなところだけど、ざっと作ったリストだから、ものすごく重要なタイトルを絶対見落としていると思う。
―――――――
最近のゾンビ/ポスト=アポカリプスもののコミックについてはどう思いますか? 個人的にはウォーレン・エリス&マックス・フュマラ(Max Fiumara)の『ブラックガス(Blackgas)』やガース・エニス&ジェイセン・バロウズ(Jacen Burrows)の『クロスト(Crossed)』を楽しみました。
カークマン
 その二冊は読んでいないな。ガース・エニスは大好きだけど、『クロスト』は凄惨過ぎると思う。ぼくにとってすらね。
―――――――
小説作品で、影響を受けているものはありますか?
カークマン
 リチャード・マシスンの『アイ・アム・レジェンド』をおいて、ゾンビものは語れない。ロメロだってあの作品に刺激されて映画を作ったんだから。すべては、あそこから始まっている。だからあの小説に限って言えば、大きな影響を受けているよ。
―――――――
映画についてはどうですか? もちろん、ロメロの『ゾンビ』のほかに、という意味ですが。
カークマン
 ゾンビ映画をのぞけば、スティーヴン・スピルバーグ『シンドラーのリスト』、ロマン・ポランスキー『戦場のピアニスト』、ロベルト・ベニーニ『ライフ・イズ・ビューティフル』といった映画に出てくる、戦争に引き裂かれたヨーロッパ社会の描写は、文明が傾いたときに人々がどんな行動に出るのかということを考えるうえで、すごく参考になったよ。

ページトップへ