夢ゾウ著者全国行脚旅日記

この日記は、2007年の『夢をかなえるゾウ』発売時に、著者の水野敬也が出版社の人間ととともに全国を宣伝行脚した記録です。新しいものがページ上部に来ておりますので、初めての方はPAGE18からお読みください。

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日付
タイトル
2007/12/09 10:16:50  2日目にして挫折!
今回の「夢をかなえるゾウ」全国行脚を始める際に、

お会いした書店員さんやその日起きた出来事を

「毎日、ブログに必ずアップしていこう」

と決めました。




そして、今、3日目の朝、8時なのですが、

まだ、昨日のブログがアップされていない状況なのです。







つまり、2日目にして完全に挫折したわけです。






「ミスター・ストイック」の異名を持ち、
座右の銘は「3度の飯より努力が好き」
そんな水野がどうしてそのような失態を犯してしまったのか?

その理由などを含めつつ、昨日の行脚の様子をお送りします。






昨日2日目は福岡の書店さんを中心に回らせていただきました。


しかも、昨日はなんと、僕にとっては生まれて初めての……










サイン会!




↓こんなブースまで用意してくださっております












↓そのブースのすぐ隣にはこんな形で「夢をかなえるゾウ」が




紀伊国屋福岡本店さま
ありがとうございます!!!








というわけでこの日はまず朝に紀伊国屋福岡本店の方に寄らせていただきみなさんに
ごあいさつしたあと











ジュンク堂福岡店さんへ!

話題書のコーナーを始めとして色々な場所に夢をかなえるゾウを発見。









川島店長さんとの友情を育み













丸善福岡店のマドンナ熊谷さんとの2ショット



そして、ついに、私生まれて初めての……











サイン会へ!

※ ちなみに私が着ている茶色のジャケットは奥村さんという方の「おさがり」です。
  今回の全国行脚はこの「奥村ジャケット」のみで回らせていただこうと思っています。







さて。
写真に背中が写っている方が、サイン会記念すべき1人目だったのですが……

もうあり得ないくらいめちゃくちゃ面白い方で、(もしかしたら関西ご出身の方かもしれません)


「あんた、この本めっちゃおもろいわ!」


と夢をかなえるゾウをホメていただいたのですが、サインが終わっても友人に電話かけ


「あんた、今、紀伊国屋で水野敬也のサイン会やっとるよ! 知らんの!? 水野敬也知らんの?
 なんで!? 夢をかなえるゾウの水野敬也だよ? ほんとに知らんの?」


と僕が世の中に知られてないことをアピールした上で、



「私、忙しいから切るわ!」



と一方的に電話を切ったりしていて、

しかもこれらの会話を完全な「フル・ボリューム」で行っていたので
サイン中の僕や、紀伊国屋の店員さんたちにも筒抜けで、僕的には笑いをこらえるので相当必至でした。

しかし、こういった方が1人いるだけで、場の空気が盛り上がり、本当に楽しいひとときを過ごさせて
いただきました! 徳永さん御一行さまありがとうございました。






サイン会終了後は紀伊国屋福岡本店様の従業員の方と記念ショット

(紀伊国屋福岡本店様、本当にありがとうございました!)








さて、大盛況の福岡サイン会を終えた後は





















実写版「ガネーシャ」捕獲!


※ あおい書店の店長です。








さらにそのあとは……












福屋書店さん

手作りのポップありがとうございます!









福屋書店の坂本さんと義兄弟の盃を交わし……

ちなみに僕が持っている本はこの福屋書店で働く高倉さんという書店員の方が書かれた本なのです。
お会いできなくて残念でした。次回はぜひ!



そして、さらに、アポなしで突入した福岡金文堂本店さんは














この書店は商店街にあったのですが、その書店の前に出るようなワゴンの中に
「夢をかなえるゾウ」が!しかもこんな丁寧なポップまで!



さらに、この日はアポなしで突入した書店も何店かあり、

その中のいくつかは「夢をかなえるゾウ」が置いてありませんでしたが(笑)


無理やり色紙を書いて、押しつけてきました(笑)







……と、こんな感じでこの日は1日中福岡を回ったのですが、


この日の夜は、先ほど捕獲した










実写版ガネーシャと、その書店で働く(僕ではない)水野さんと一緒に夕食を食べ大いに盛り上がり

僕は水野さんに

「今、有名人では『水野枠』が空いているのでそこを狙って行きたいのです」


※ 有名人の男性で「水野」というと、リットン調査団の水野か、元巨人軍の水野しか
  いないのでなんとか勝てそうな相手だ。
  

そんな話で盛り上がり、

「じゃあ2軒目行きますか!」

となったのですが、


そこで、僕は、このブログを更新しなければならないことを思い出し、

編集の畑さんと営業の沼田さんを残し、1人、ホテルに帰ってきたのでした。


ホテルに着いた僕は、




「ああ、俺ってなんてストイックなんだろう……」




と自らの英断にため息をつきました。




「できてるじゃん……」






「俺、ガネーシャの教え『まっすぐ帰宅する』できてるじゃん……」






そう思いながら、

「10分ほど休憩したらブログ書こう」

と自動販売機で買ってきた缶コーヒーの封を開け、なんとなくテレビをつけたのですが、


そこで私はあり得ない文字を発見してしまったのです。









有料チャンネル










私と有料チャンネルの関係―――

これを話すと最低3日はかかります。
それほどまでに、有料チャンネルと私は密接につながっているのです。




実は……




私は、有料チャンネルに命を救われたことがあるのです。





今から13年前。
私は大学受験をしていたのですが、持前の精神の脆弱さがピークに達し、神経症的な症状に落ち入っておりました。当時私は東京で1人暮らしで浪人生活をしていたのですが、
部屋にいるのが怖くなってきて、実家に戻り、大学受験の会場に、東京の自宅ではなく新宿のワシントンホテルから通っておりました。
しかし、受験のプレッシャーと閉所恐怖症でもある私は、その部屋にいるのですら怖くなりもう受験も諦めてその場所から逃げ出そうと思ったのです。




私が荷物をまとめ、扉のノブに手をかけるとふと背中から声がしました。









「このまま、行ってしまっていいのかい?」








どこからともなく聞こえてくる声に対して私は答えました。







「怖いんです。受験が、怖いんです。」







すると、その声は言いました。

「分かるよ」




そして、その声をゆっくりと優しく、私に語りかけてきました。

「お前が今、追い詰められているのは分かる。この部屋から外へ出たいのも分かる。
 確かに、明日受験会場に向かうお前にとって、この部屋は、体を休め、明日のための予習をする、
 つまり、どこをどう切り取ってもそれらはお前にとってプレッシャー以外の何ものでもないだろう。
 しかし…」







「お前は、何か、見落としちゃいないかい?」






「それは……どういうことですか?」






「この部屋には、受験とは全く関係ない、『純粋に娯楽』が、たった1つだけあるんじゃないか?」








「そんなものあるわけが……あ!










―――これが、私と、「有料チャンネル」との出会いでした。










そして、私は、この日、「一晩で4回」という記録を達成し、




受験中は、パニックになるどころか、むしろ、リラックスしすぎて睡魔と闘うことになるハメに。



そして、この日受けたのが、僕の母校となる大学になったのです。(実話です)





あの時、私の目の前に「有料チャンネル」がなかったら――。


今でもあの時のことを思い出すと、目頭が熱くなります。




あの日以来、私はホテルの有料チャンネルに出会うたびに


「恩返し」


の意味を込めて、必ず見るようにしているのです。






というわけで……
















買っちゃいました!








ちなみに、このホテルの有料チャンネルのシステムは、1枚カードを購入すると

そのカードに認証ナンバーが記されており、そのナンバーを入力することで


あくる日のチェックアウトの時間まで何度でも見れるというシステムになっており








「これは、見ないと損だぞ!」








と、その時間以降、ひたすら有料チャンネルを見続け、






命を救われたあの日に対するオマージュとして






ガネーシャの教え『テレビのコンセントを抜く』ではなく






『4回抜く』


という偉業を達成し、






4回目の昇天の瞬間、猛烈な睡魔に襲われ、






目を覚ましたら、3日目の朝8時になっていたというわけです。








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